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〈あらすじレビュー〉ガガガ文庫「物理的に孤立している俺の高校生活」3巻!!

ガガガ文庫「物理的に孤立している俺の高校生活」3巻が10月18日発売!!

既に出ている”あらすじ”から3巻の内容について考察します。

※1~2巻のネタバレを含んでいますので、原作未読の方はご注意ください。

※原作未読の方向けの記事は以下になります。よろしければご覧ください。

tino-review.hatenablog.com

物理的に孤立している俺の高校生活 3 (ガガガ文庫)

著:森田季節

イラスト:MikaPikazo

3巻”あらすじ”紹介

残念系異能力者でも友達と文化祭回りたい!

俺、波久礼業平には友達がいない――わけでもない。むしろ、夏休みを人研メンバーと過ごし、なんとなく成長した気さえしていた。でも「ドレイン」のせいで、クラスで物理的に孤立している事実は変わらない。せつない。2学期が始まってすぐ、俺と高鷲は売り言葉に買い言葉で「どちらが先に自力で友達を作れるか」勝負をすることになる。まあ、高鷲に負けるわけないし、文化祭イベントがあれば楽勝だろと思うのだが……あれ、友達ってどうやって作るんだ!? 残念系異能力者たちが文化祭を謳歌する(?)青春未満ラブコメ第3弾!

新キャラ”一身田咲綾”とは?

ガガガ文庫HPの作品紹介部分に新キャラ一身田咲綾さんの名前がありました。能力は”幼女化したり大人のお姉さん化したりできる”異能力。

スパイ活動とかに便利そうな能力ですが、本作では関係なさそうです。

そんな一身田さんですが、実は新キャラではないことをご存知でしょうか?

最初に人研メンバーとなったヒロインの高鷲さんよりも、実は先に登場している一身田さん。もうお気付きの方も多いかと思いますが、業平くんの前の席で、いつも”テニスラケットでプリントを回してくれているあの人です。

今回の舞台は文化祭ですので、クラスメイトの一身田さんと少し仲良くなれるのかもしれません。人研メンバーは基本的に難ありな人たちばかりですので、業平くんに普通の友達ができると良いなって思います。

汐ノ宮嵐蘭さんはどうなった?

2巻で転校生として加入した新キャラの汐ノ宮嵐蘭さんですが、3巻では出番はあるのでしょうか?

前巻は一応エピソードに若干絡みはしていたものの、夏休みの別荘イベントを起こすためだけの舞台装置になっていた印象ありますので、是非3巻ではもう少しキャラクターを掘り下げて欲しいなと思います。

業平くんや高鷲さんと同じクラスですので、文化祭の準備でも出番はありそうです。ただ、あらすじにも出てきておらず、表紙も愛河なため、あまり期待はできないかもしれませんが…。

波久礼業平は存在感を出していけるのか?

主人公の業平くんですが、2巻では周囲の決定に流されるままで、あまり自分の意思を見せてはくれませんでした。

3巻はあらすじで、高鷲さんと「どちらが先に自力で友達を作れるか」勝負をしていますので、是非積極的に友達を作る意思を見せて欲しいと思います。

本作の登場人物の中でも、特に愛河のキャラクターは強力で、作中の殆どのイベントで起爆剤的な活躍をしています。ただ、連続しすぎるとワンパターン化してしまいますので、業平くんには頑張って”物語を引っ張れる主人公”になってもらいたいです。

 

以上、もうすぐ発売の3巻ですが、楽しみに待ちたいと思います。

今回も長文記事をお読みいただきまして、ありがとうございます。

ネタバレレビュー

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