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富士見ファンタジア文庫「ゲーマーズ!DLC」!他サイトレビューをもとに作品について考察!

先月富士見ファンタジア文庫より発売された「ゲーマーズ!DLC」!

他レビューサイトの評価を確認し、改めて考察していきます!

ゲーマーズって?

ゲーマーズ! DLC (富士見ファンタジア文庫)

著者:葵せきな

イラスト:仙人掌

主人公である雨野景太は、ゲーム好きな楽しみを持つ一方、人見知りで他の人と遊ぶことはしない男子学生。ある日、学内アイドルである天道花憐と出会い、彼女の所属するゲーム部に勧誘される。ゲーム部は大会で賞金獲得の常連になるほどの腕前を持ち、勝つことへの情熱は人一倍である。しかし、部活体験後に景太は勧誘を断ってしまう。後日、花憐が理由を聞くと、部としてのポリシーや活動を肯定しつつも、自身はまず楽しむことを軸にしているため、部活動との相性が悪いからと答えられ、花憐が泣いて戻っていく光景はクラスメイトに目撃される。

この日を境に、他者とかかわっていく景太を中心に、ゲーム好きな人物たちの織りなす賑やかな日常が繰り広げられていく。その関わり合いの中、迷走したりすれ違ったり誤解したりしながら発展していく恋模様も展開されるのであった。

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tino-review.hatenablog.com

Amazonカスタマーレビュー(2017/10/1時点)

★★★★☆ 4.4 (7件)

まずはamazonカスタマーレビューから見ていきます。評価は4.4で高評価を得ていました!

Amazonカスタマーレビューリンク

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: ゲーマーズ! DLC (富士見ファンタジア文庫)

高評価

・短編集ながら本編にも関わりそうな話

・人混みで読むのが危険なほど爆笑

・雰囲気は本編と大きく違わない

・勘違い、すれ違いパレードでドキドキワクワク

・シンプルに面白い

低評価

・恒例の「良いところで引く」終わり方のため、読後感がよくない

・雨野くんが本編よりもアホっぽい

・中盤まで霧夜さんの雨野くんに対する言動が不快

・外伝キャラで関係が深まっていないため、恋愛要素がない

・続きがドラゴンマガジンを買わないと読めない

評価は高かったですが、意外と低評価な内容もコメントに書かれていた方が多かったです。

良い点では、いつもの「ゲーマーズ!」らしい、すれ違いと勘違いの連続を面白く感じたという点を皆さん書かれていました。あくまで「本編のサブストーリー的な目線」で読まれた方は十分に楽しまれたのかと思います。

ただ、「ゲーマーズ!」シリーズによくある『良いところで引いて終わる』が今回も発動していたため、そこに不満を抱く方が多かった様子。本編ならともかく、短編集の場合次がいつ出るか分かりませんので、特に不満が出やすかったのだと思います。

また、外伝キャラのため『恋愛要素が少ない』というのも、地味に不満に繋がっていそうです。ゲーマーズ!」は錯綜系のラブコメですので、盛り上がってきている本編と比較して、恋愛要素で淡白に見えてしまうのだと思います。

今回のDLCはあくまで短編集ですが、「たまにはキリが良いところで終わる」のと、「恋愛要素をある程度盛りこむ」の2点が、本シリーズの場合検討すべきポイントなのだと考えられます。

読書メーター(2017/10/1時点)

読書メーターには31件のレビューがありました。高評価と低評価の部分をそれぞれピックアップしていきます。

読書メーターリンク

ゲーマーズ! DLC 感想 葵 せきな - 読書メーター

高評価

・外伝ヒロインとの関係が濃く、外伝にしておくのが勿体ない

・外伝ヒロインの2人が良い

・碧さんがカワイイ

ゲーマーズ!らしくて面白い

・雨野くんが地雷で面白い

・霧夜さんのアパートに踏み込むのが誰か気になる

・ごちゃごちゃコメディしていて面白い

・ネットでよく議題にされるネタをメンバーが話す1話が特に面白い

・愚直でお人好しで頑固で都合良く鈍感で、余計なことにだけ鋭くて、害意が皆無なので《安全牌》のフリして女の子の懐にいつのまにか入り潜り込んでしまう雨野くんのキャラ設定が巧い

・伏線と巻の締め方が巧い

イラストレーターさん(仙人掌さん)が覚醒している

低評価

・なし

読書メーターのレビューをみてビックリしました…。悪い評価が見当たりません。みなさん褒めたたえています!

外伝ヒロインのうち、百合系お嬢様の碧さんが一部で人気のようですね。今後本編に絡んでくるのでしょうか?

 

ゲーマーズ!DLC」について、他レビューサイトの評価を確認しましたが、おおむね高評価でした。本編の方が盛り上がっていますので、それと比較して物足りなさを感じた方は少しいらっしゃったようですが、ゲーマーズ!」らしさが出ている短編集だったのではないかと思います。

今回も長文記事をお読みいただきましてありがとうございました。