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《内容ネタバレ》「ようこそ実力至上主義の教室へ」5巻をレビュー!!

MF文庫Jの大人気シリーズ「ようこそ実力至上主義の教室へ」!

今回は原作5巻のあらすじ詳細と考察を記事にしたいと思います。

※原作5巻のネタバレを含みますのでご注意ください。

ようこそ実力至上主義の教室へ 5 (MF文庫J)

5巻内容ダイジェスト

夏休み明け、カフェ「パレット」で船上試験の反省会を行う綾小路、堀北、平田、軽井沢の4人。船上試験での「優待者」は、干支の順番とあいうえお順が同じものが選定されていたことが共有されます。例えば「卯」は干支で4番目、また「卯」グループメンバー全員をあいうえお順に並べた場合、軽井沢が4番目となり、「優待者」として選ばれたことが分かります。

ある日の午後の授業、茶柱先生は体育祭の説明を開始します。Aクラスと共に赤組となったDクラスは、他学年含めた顔合わせのため第一体育館へと向かいます。

1年生から3年生まで、赤組と白組に分かれた全校生徒たち。赤組の総指揮は3年Aクラスの藤巻が執り、まずは学年ごとに方針を話し合うことに。早速龍園率いるCクラスは話し合いを放棄し体育館を後にし、Bクラスの一之瀬たちは落胆。Dクラスは彼女たちBクラスの状況に同情しつつも、好機とみて方針の検討を開始します。

堀北が体育祭に対して策謀を巡らせようとしていると、綾小路は今回の試験はそのような性質のものではないことを説明。定期試験などと同様に体力やセンスが大きく影響することから、正攻法で準備を進めるようにアドバイスします。また、龍園についても対抗策を自身で考えるよう指示し、堀北に発破をかけます。

1か月後の体育祭に向けて、Dクラスは”個人ではなくクラスが勝つために動く”という方針で決まります。効率を重視し、運動神経の良い須藤と堀北はできるだけ多くの競技に出場すると主張。一部から反論はあったものの、順調に準備は進んでいきます。

綾小路の指示で堀北へ反論した軽井沢は、何故そのようなことをさせたのか問いただします。綾小路は明確な答えを避けたものの、体育祭でDクラスから裏切り者が出ること、裏切り者によって内部情報が全て露見する可能性があること軽井沢へ伝え、自分を信じさせるための予防線とします。

平田の提案で体育祭のリーダーに就任した須藤。平田と共にクラスメイトのサポートに回ります。一方堀北は他人と関わらず、二人三脚などのコンビネーションが必要な協議では思うように記録が伸びません。あまりにも酷い展開に、綾小路は堀北と二人三脚をして”相手を見ること、主導権を与えること”を教え、あとは自分で考えるようにアドバイスします。

体育祭当日、競技参加表がCクラスに漏れたことから、Dクラスは尽く嫌な相手との競争を余儀なくされます。高円寺も体調不良により体育祭を棄権したため、クラスの雰囲気はあまり良くない状況に。更に棒倒しで龍園に直接反則まがいの行為をされた須藤は段々と冷静さを失っていきます

また、堀北はCクラスの陸上部木下にピンポイントで狙われ、障害物競争でとうとう負傷してしまいます。堀北は無理をして二人三脚に出場しますが、結局最下位という結果になりました。騎馬戦でも堀北は集中的に狙われて落馬し、即座に敗退することになります。

堀北のボロボロの姿を見た軽井沢は綾小路に相談するも、彼は”やられるだけやられればいい”という方針を口にします。軽井沢は綾小路の真意を追求しようとしますが、暴走した須藤が平田を殴ってクラスが騒然となったため、聞くことはできませんでした。殴った事実は平田の機転でもみ消されたものの、須藤は一人寮の方へ帰ってしまいます。

全て龍園の想定通りにコトが運んでいるため、綾小路は堀北へ須藤を呼び戻しに行くように指示。堀北は渋々須藤を探しに向かいますが、途中で保健室に呼び出され、Cクラスの木下にわざと怪我をさせた疑惑を掛けられます。龍園から100万ポイントと土下座で和解するか、問題を掘り返して学校で審議するかを選ばされ、堀北は後悔と喪失感に苛まれます。

須藤が抜けた穴を代役で埋めるため、平田はプライベートポイントを支払い続けます。平田にばかり負担させるのは心苦しいと、櫛田と綾小路は男女混合二人三脚の代役となり出場。綾小路は櫛田にDクラスを裏切ってCクラスへ参加表を漏らした事実を確認。櫛田は事実を認め、堀北を退学にさせるという目的を明かします。

失意の中、堀北は須藤を見つけ出し、競技に戻るように説得します。堀北の真摯な言葉に、須藤は今後堀北に協力してAクラスを真剣に目指すことを決意します。孤独だった堀北に、初めて仲間ができた瞬間でした。

終戦の1200メートルリレーに何とか間に合った須藤は、クラスメイトに謝罪して競技に出場します。また、アンカーである堀北の代役は櫛田が走り、足首を痛めていた三宅の代走に綾小路が走ることになりました。

須藤はスタートダッシュを完璧に決めて1位でバトンを繋ぎ、二番手の平田も快走します。しかし、地力の差が徐々に現れ、五番手の櫛田にバトンが回った時点で7位まで順位を落とします。

綾小路は同じくアンカーの堀北兄に、リレーでなら勝負可能なことを伝えます。堀北兄は綾小路のスタートを待ち、二人の真剣勝負が始まりました。圧倒的なスピードで前の走者を抜き去る二人。結局、前の走者が驚いて体制を崩し、綾小路の進路が塞がれてしまったため、堀北兄には負けてしまいました。

体育祭は赤組の勝利。しかし、1年でDクラスは最下位となったため、マイナス100クラスポイント。他のクラスも軒並みポイントを下げ、全クラスが後退するという結果になりました。

堀北はCクラスと決着を付けるために龍園の元へ向かいます。同時刻に、綾小路が龍園へメールを送付。堀北を罠にハメる算段をしている龍園の盗聴データを送り、龍園に手を引かせます。

体育祭ルール

・体育祭におけるルール及び組分け

全学年を赤組と白組の2組に分け行われる対戦方式の体育祭。内訳は赤組がAクラスとDクラス。白組がBクラスとCクラスで構成される。

・全員参加競技の点数配分(個人競技

結果に応じて1位15点、2位12点、3位10点、4位8点が組に与えられる。5位以下は1点ずつ下がっていく。団体戦の場合は勝利した組に500点が与えられる。

・推薦参加競技の点数配分

結果に応じて1位50点、2位30点、3位15点、4位10点が組に与えられる。5位以下は2点ずつ下がっていく(最終競技のリレーは3倍の点数が与えられる)。

・赤組対白組の結果が与える影響

全学年の総合点で負けた組は学年等しくクラスポイントが100引かれる

・学年別順位が与える影響

総合点で1位を取ったクラスにはクラスポイントが50与えられる。総合点で2位を取ったクラスのクラスポイントは変動しない。総合点で3位を取ったクラスはクラスポイントが50引かれる。総合点で4位を取ったクラスはクラスポイントが100引かれる。

個人競技報酬(次回中間試験にて使用可能)

個人競技で1位を取った生徒には5000プライベートポイントの贈与もしくは筆記試験で3点に相当する点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与は出来ない)

個人競技で2位を取った生徒には3000プライベートポイントの贈与もしくは筆記試験で2点に相当する点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与は出来ない)

個人競技で3位を取った生徒には1000プライベートポイントの贈与もしくは筆記試験で1点に相当する点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与は出来ない)

個人競技で最下位を取った生徒にはマイナス1000プライベートポイント(所持するポイントが1000未満になった場合は筆記試験でマイナス1点とする)。

・反則事項について

各競技のルールを熟読の上順守すること。違反した者は失格同様の扱いを受ける。悪質なものについては退場処分とする場合あり。それまでの獲得点数の剥奪も検討される。

・最優秀生徒報酬

全競技でもっとも高得点を得た生徒には10万プライベートポイントを贈与。

・クラス別最優秀生徒報酬

全競技でもっとも高得点を得た学年別生徒3名には各1万プライベートポイントを贈与。

なお、全競技終了後、学年内で点数の集計をし下位10名にペナルティを科す。なお、ペナルティの詳細は学年ごとに異なる場合があるため担任教師に確認すること(1年生は次回筆記試験で10点のマイナス)。

体育祭競技一覧

《全員参加種目》

・100メートル走

・ハードル競争

・棒倒し(男子限定)

・玉入れ(女子限定)

・男女別綱引き

・障害物競走

・二人三脚

・騎馬戦

・200メートル走

《推薦参加種目》

・借り物競争

・四方綱引き

・男女混合二人三脚

・3学年合同1200メートルリレー

※推薦参加種目については代役を立てることが可能。その場合、各競技に10万プライベートポイントが必要

6巻ネタバレレビュー

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