《内容ネタバレ》「ようこそ実力至上主義の教室へ」4巻をレビュー！！

今回は原作4巻のあらすじ詳細と考察を記事にしたいと思います。

※原作4巻のネタバレを含みますのでご注意ください。

4巻内容ダイジェスト
夏季グループ別特別試験説明
グループメンバー表まとめ

4巻内容ダイジェスト

無人島での特別試験を終えて3日、綾小路は平田に誘われて二人で昼食を取ることに。今後のDクラスの躍進のために、平田は綾小路に堀北とのパイプ役を依頼したいと相談。綾小路はやんわりと断りつつ、昼食の場を後にします。

突如特別試験の開始がアナウンスされ、ざわつく生徒たち。試験に関するメールが生徒たちに届くも、指定された試験開始時間は生徒によって異なり、綾小路たちは困惑します。

綾小路は”博士”というあだ名の外村と、船でのルームメイトである幸村、平田の彼女である軽井沢と同じ班となり、特別試験を受けることになりました。今回は1年生全員を干支になぞらえた12のグループに分けて行う、”シンキング”がテーマの試験。綾小路たちは、他にA～Cクラスのメンバーが加わった合計14人の「卯」グループとなることを聞かされます。

真嶋先生からの説明を聞き終えた綾小路たち。堀北も龍園や葛城、神崎といった強敵と同じグループになったことを知ります。学校側から通知メールが届き、綾小路と堀北は二人とも「優待者」には選ばれませんでした。

「卯」グループのメンバーが集まり、試験がスタート。一之瀬は進行役に名乗り出て、グループを引っ張っていきます。しかし、Aクラスは葛城から指示のあった”沈黙”作戦を実施し、基本的に話し合いに参加しないことを伝えます。また、Cクラスの真鍋が軽井沢に絡み、険悪なムードに。軽井沢はAクラスの町田を味方に引き込んで難を逃れますが、Cクラスの真鍋たちに目を付けられる結果となります。

部屋に帰宅後、平田から「辰」の櫛田と「馬」の南が「優待者」になったことを聞かされます。そんな中、高円寺は「猿」グループの解答を送信。勝手な行動にクラス内でも混乱が生じます。

試験開始以降の軽井沢の行動に違和感を覚えた綾小路は、Cクラスの真鍋たちを焚き付けて軽井沢へのアクションを誘発させます。綾小路はこの試験で自身の”目と耳”になりうる軽井沢を手に入れるため、裏での根回しを開始します。

平田と軽井沢が偽のカップルだったことを知った綾小路。他にも、軽井沢が過去に受けたイジメの経験から、自身を守るために平田に偽彼氏役を依頼したこと、平田にもメリットがあったため、偽彼氏を請け負ったことを平田から説明されます。

綾小路は、平田に頼んで軽井沢を最下層フロアへ呼び出し、Cクラスの真鍋たちに復讐を促します。誘いに乗った真鍋たちは軽井沢に復讐し、過去のトラウマもあって軽井沢は心を折られてしまいます。

真鍋たちが立ち去った後、軽井沢に話しかける綾小路。軽井沢に対して、虐めなどから守る代わりに、協力者になるよう契約を持ち掛けます。更に軽井沢自身が「優待者」であることを言い当てられ、彼女は綾小路に従うことにします。

試験最終日、綾小路たちは携帯に細工をすることで”綾小路が優待者である”と誤認させることに成功。功を焦ったAクラスが「優待者」を解答して不正解となり、「卯」グループは結果4となりました。

「辰」グループについては、堀北が自信を見せていたにも関わらず、想定外の結果1となります。Cクラスの龍園は「優待者」の法則性に気付いたため、他のグループでも結果3を複数獲得。今回の試験は150クラスポイントを稼いだCクラスがトップとなり、2位が50クラスポイントのDクラス。最下位は、マイナス200クラスポイントのAクラスとなりました。

龍園は2学期以降は堀北を標的にすることを宣言。綾小路は予想外の「辰」グループの結果に、Dクラスが今後窮地に立たされることを予感します。

夏季グループ別特別試験説明

《基本ルール》

本試験では各グループに割り当てられた「優待者」を基点とした課題となる。定められた方法で学校に解答することで、4つの結果のうち1つを必ず得ることになる。

・試験開始当日午前八時に一斉メールを送る。「優待者」に選ばれた者には同時にその事実を伝える。

・試験の日程は明日から4日後の午後9時まで（1日の完全自由日を含む）。

・1日に2度、グループだけで所定の時間と部屋に集まり1時間の話し合いを行うこと。1時間は退出禁止。

・話し合いの内容はグループの自主性に全てを委ねるものとする。

・試験の解答は試験終了後、午後9時30分～午後10時までの間のみ優待者が誰であったのかの答えを受け付ける。なお、解答は1人1回までとする。

・回答は自分の携帯電話を使って所定のアドレスに送信することでのみ受け付ける。

・「優待者」にはメールにて答えを送る権利が無い。

・自身が配属された干支グループ以外への解答は全て無効とする。

・試験結果の詳細は最終日の午後11時に全生徒にメールにて伝える。

《結果の種類》

・結果1：グループ内で優待者及び優待者の所属するクラスメイトを除く全員の解答が正解していた場合、グループ全員に50万プライベートポイントを支給する。ただし、結果1に導いた優待者には、褒賞として他メンバーの倍の100万プライベートポイントが支給される。（優待者の所属するクラスメイトもそれぞれ同様のポイントを得る）

・結果2：優待者及び所属するクラスメイトを除く全員の答えで、一人でも未解答や不正解があった場合、優待者には50万プライベートポイントを支給する。

以下二つの結果に関してのみ、試験中24時間いつでも解答が可能。また、試験終了後30分間も同じく解答を受け付け。

・結果3：優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ正解していた場合。答えた生徒の所属クラスはクラスポイントを50ポイント得ると同時に、正解者に50万プライベートポイントを支給する。また、優待者を見抜かれたクラスは逆にマイナス50クラスポイントのペナルティを受ける。なお、優待者のクラスメイトが正解した場合は、答えを無効として試験は続行となる。

・結果4：優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げて不正解だった場合。答えを間違えた生徒が所属するクラスはクラスポイントを50ポイント失い、優待者はプライベートポイントを50万ポイント取得すると同時に、優待者の所属クラスはクラスポイント50ポイントを得る。答えを間違えた時点でグループの試験は終了となる。なお、優待者のクラスメイトが不正解した場合は、答えを無効として受け付けない。