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〈試読レビュー〉「戦闘員、派遣します!」3話!!

11月1日に角川スニーカー文庫から発売予定の「戦闘員、派遣します!」!

「このすば」シリーズの暁なつめ先生による新シリーズです!!

※2話のレビューは以下になります。

tino-review.hatenablog.com

戦闘員、派遣します!って?

戦闘員、派遣します! (角川スニーカー文庫)

秘密結社キサラギの世界征服は目前に迫り、主人公・戦闘員六号は贅沢な余生を想像していたのだが……上司A「次、異世界派遣だよ」→六号「うそん?」――不遇キャラたちが織りなす、異世界侵略バトルコメディ!!

3話内容ダイジェスト

ティリスから話のあった六号たちの初陣。六号は敵の補給隊を狙う作戦を伝えますが、手柄を焦るスノウと、強敵を求めるキメラのロゼは反対します。

特に先日六号に胸を掴まれたスノウは頑なに反対しますが、アリスの冷静な説明により納得。ロゼも鹵獲した補給物資を自由に食べていいと言われ、ノリノリの賛成派に切り替わります。

「ヒャッハァ!逆らうヤツは皆殺しだぁ!命が惜しけりゃ荷物を置いていきやがれ!」

悪の戦闘員全開で、補給部隊のオークをショットガンで駆逐する六号とアリス。ロゼは若干引きながらも補給物資の鹵獲を開始し、スノウは六号を暗殺すべく不意打ちしますが失敗します。

補給部隊を殲滅後、車いすの上で寝ていたグリムを回収していると、グリフォンが六号たちを急襲します。グリフォンに乗っていたのは、白髪赤眼褐色肌に頭部から二本角を生やした女魔族ハイネ。あまりの過激な衣装に、六号は持っていたデジカメで撮影を開始し、アリスに注意されます。

魔王軍四天王”炎のハイネ”は、キサラギの幹部同様”通り名”で呼ぶと喜ぶタイプと発覚。調子に乗ったハイネはグリフォンとの連携攻撃を繰り出し、六号は躱し続けます。スノウとロゼは身勝手に行動し、六号を助けてくれません。

アリスがグリフォン対大型猛獣用の特殊弾でダメージを与え、ハイネが本気を出そうとしたところに、魔王軍四天王”地のガダルカンド”が出現。寝ていたグリムの首から上を、金属製の巨大なこん棒で吹き飛ばしてしまいます

アリスのショットガンとロゼの炎、スノウの灼熱剣でガダルカンドを足止めすることに成功。その隙に六号はグリムを回収しますが、首から上が吹き飛んでいる為、回復は不可能でした。怒った六号は、アリスにRバッソの転送を依頼。しかし、ガダルカンドは伝令に呼ばれて戦場に戻ってしまいます。

スノウから、実はグリムが死んでいないことを聞かされた六号は、急いで城に帰還することに。城には、既に騎士団が敗北して撤退してきていました

王都から離れた場所にある祭壇。そこにグリムを安置し、供物を備えることで夜には復活するそう。実際に復活を見届けようと、六号は残って様子を見ることにします。夜に突如として魔法陣が軌道、まばゆい光が突き抜けると、寝かされていたグリムがゆっくりと目を開けます。

復活を見守ってくれていた六号に感謝するグリム。自分がいる隊は、危険な任務地に送られてしまうので、国外へ逃げた方が良いと六号へアドバイスします。しかし六号は、グリムの提案を問題ないと一蹴。魔王四天王程度であれば、六号が万全の状態で完全装備であれば五人は相手にできる算段のよう。六号に興味を持ったグリムは、彼をデートに誘います。

キサラギ製の高品質車いすで王都を疾走する六号とグリム。街中のカップルへ車いすで突っ込む嫌がらせを楽しみ、悪行ポイントを加算していきます。注意してきた警官の女性に、眩暈の呪いをかけるグリム。さらに追加したタンスの角に足をぶつけた激痛の呪いが自身にも跳ね返り、気絶してしまいます。

宿舎に戻ると、六号はロゼになぜ従軍しているのかを質問します。ロゼは”自分の正体”を知るために従軍しているそう。彼女が眠っていた遺跡の調査データを定期的に教えてもらう代わりに、薄給でこき使われているロゼ。六号とアリスは、地球と接続が完了次第、ロゼをキサラギにスカウトすることを決めます。

カクヨム「戦闘員、派遣します!」リンク

kakuyomu.jp

意外と強い戦闘員六号

3話にして敵の魔王軍四天王が二人も現れました。しかし、六号は万全の状態であれば、四天王レベルの五人と同時に戦えると豪語。今回も”Rバッソー”を依頼しようとしていましたので、彼の得意技”全方位型回転バッソー”を見られる日も遠くはないのかもしれません。

 

以上、3話の試読レビューをさせていただきました。

敵の戦力も既に大体見えてきましたので、1巻でこの星のエピソードは完結しそうな印象。また来週更新があるそうなので、続きが楽しみです。

今回も長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。