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《内容ネタバレ》「冴えない彼女の育てかた」8巻をレビュー!!

富士見ファンタジア文庫の名作!「冴えない彼女の育てかた」8巻をネタバレありでレビューします!

※「冴えない彼女の育てかた」8巻のネタバレを含みます。ご注意ください。

※作品未読の方は、以下の特集記事をご覧ください。

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冴えない彼女の育てかた8 (富士見ファンタジア文庫)

8巻内容ダイジェスト

英梨々と詩羽先輩が離脱してしまった"blessing software"。新しく原画担当として出海が加入し、再始動します。

3年生になった安芸は英梨々と同じクラスになります。まだ安芸に未練のある英梨々は、安芸との距離を詰めようとしますが、それを邪魔する出海。二人のライバル関係は続きます。さらに、大学生になった詩羽先輩も、安芸を待ち伏せして密会。結局、英梨々も詩羽先輩も安芸を諦めきれていない様子です。

原画は出海が加入したことで補強できましたが、シナリオの詩羽先輩の穴が埋まっていない状況。安芸は自身がシナリオ担当となり、プロデューサーをかつてのライバルである伊織に依頼することに決めます。

また勝手に決めた安芸に加藤さんは怒りつつも、伊織への加入依頼には同行してくれます。伊織は、安芸の作った企画書を確認し、今のままではプロデューサーとして加入できないと断ります。

安芸と加藤さんは現状の企画書の何が悪かったのかを考えますが、答えが出ません。気分を変えるため、二人でデートすることにします。二人が選んだデートの場所は六天場モール以前は加藤さんを置いて帰ってしまった場所ですが、今度は最後まで二人でデートを楽しみます

無事、企画書の問題点をデートを通して発見した二人は、再度伊織に企画書を提出し、プロデューサーとしての協力を取り付けます

新生"blessing software"として始動した安芸たち。しかし、紅坂のプロジェクトに参加した英梨々の「フィールズ・クロニクル」PV原画の凄まじいクオリティを目にしてしまい、見えない英梨々の影響がサークルに影を落とします

加藤さんの最大のライバルが登場

第二部がスタートして、今までのライバルキャラだった英梨々や詩羽先輩の登場が激減。メインヒロイン街道をまっしぐらかと思われた加藤さんですが、最大のライバルが登場します。

安芸の行動パターンや思考を理解し、陰で支えることが得意な伊織。今まで安芸を陰で支えてきた加藤さんにとっては、自身のポジションを揺るがすライバルです。伊織との絡みで腹黒さが増していく加藤さんは、段々とキャラが立ってきてます。

クリエイターとして覚醒した英梨々

前エピソードでクリエイターとしての覚悟を決めた英梨々ですが、完全に覚醒したようで、フィールズ・クロニクルのプロジェクトも順調な様子。今まで身近にいた人が遠くに行ってしまったような寂しさと、サークルへの負の影響を考えた場合の苛立ちが混じった複雑なイベントだと思います。

受取るキャラクターによって反応が異なる今回の英梨々のようなイベントは、主人公だけでなくヒロイン間の関係も複雑に絡め合って物語を深くしますので、巧い展開だと思いました。

 

以上、第二部スタートとなる8巻のレビューをさせていただきました。

今回も長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。

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