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〈試読レビュー〉角川スニーカー文庫「戦闘員、派遣します!」1話!!

11月1日に角川スニーカー文庫から発売予定の「戦闘員、派遣します!」

「このすば」シリーズの暁なつめ先生による新シリーズです!!

戦闘員、派遣します!って?

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秘密結社キサラギの世界征服は目前に迫り、主人公・戦闘員六号は贅沢な余生を想像していたのだが……上司A「次、異世界派遣だよ」→六号「うそん?」――不遇キャラたちが織りなす、異世界侵略バトルコメディ!!

1話内容ダイジェスト

本作の主人公は地球制服にあと一歩まで迫っている秘密結社キサラギに所属する戦闘員六号

必殺技はあまたのヒーローを沈めてきた、全方位型回転バッソー。

そんな、組織でも最古参で実力者でもある戦闘員六号が与えられた次の任務は、地球外惑星の調査でした。

氷結のアスタロト業火のベリアルの2人から、世界征服を成し遂げた悪の巨大組織が大規模なリストラを行うという噂を聞き、危機感を強める六号。

嫌々ながらもリストラを回避するため、天才科学者リリスの作った転移装置を使って、六号はアンドロイドのアリス(見た目小学六年生)と共に調査対象の惑星へと送られます。

高度約三万メートルに転移させられた六号とアリスは、なんやかんやで無事地上に着陸し、未知の惑星の調査を開始。そこには全身が黒一色のエイリアン的な四足獣が大量に生息し、六号は早速襲われるハメに。

悪行ポイントをはたいて購入したショットガンをアリスが使い、何とか危機を脱した六号とアリスですが、今度はユニコーンに跨る騎士の集団に取り囲まれます。

騎士の女性リーダーは、ティリス姫専属騎士で近衛騎士団隊長のスノウ。彼女らはグレイス王国の騎士であり、現在魔族の国と戦争状態にあることを聞きます。

彼女の案内で街へと向かうなか、戦車と思しき古代兵器「魔法」の存在を知った六号とアリス。魔法があることに興奮した六号は、手のひらを空に向け、気合と共に叫びあげます。

「エクスプロージョン!」

何も起こりませんでした。(続きは10月10日更新予定とのこと)

カクヨム「戦闘員、派遣します!」リンク

kakuyomu.jp

毎回侵略先が変わるパターン?

秘密結社キサラギには、氷結のアスタロト、業火のベリアル、天才科学者のリリスという幹部が三人います。六号はキサラギ内でも最古のメンバーで、幹部三人とも気兼ねなく話せる仲。

特に氷結のアスタロトとは、なんやかんやで良い感じの雰囲気が。例えるならカズマとめぐみん的な香りを感じます。また、六号は四人目の幹部としても問題ないほどの実力があるようで、戦闘能力は高そうな印象でした。

地球人が移住する為の惑星を探すという目的で六号は送り込まれますが、物語のパターンとして、毎回「キサラギ本部で幹部とガヤガヤ」⇒「六号が未知の惑星へ転移」⇒「未知の惑星のドタバタに巻き込まれつつも、問題を解決」⇒「本部に戻ってエピローグ」という流れで進む物語なのかな?という予想です。

毎回舞台となる惑星が変われば、色々楽しそうですよね!タイトルも「戦闘員、派遣します!」ですから、多分合っていそうな気がします。面白そう!

悪行ポイント

本作の設定で、キサラギが悪の組織として成り立つために必要なシステム。

個人個人に埋め込まれたチップにより、その者が行った悪行がポイントとして加算されます。このポイントは上質な装備と交換することができるため、戦いの際には更に活躍できるようになり、悪の組織で出世していけます。

最高幹部曰く、キサラギ社員たるもの、ただのケダモノや小悪党ではなく、悪のカリスマであれということ(らしいです)。

ちなみに、六号のポイントは三百程度だそう。基準が分からないので、多いのか少ないのかが分かりません。

暁なつめ節がさく裂しています!

試読部分を読ませていただきましたが、やっぱり面白い。

六号のキャラが何となくカズマと重なりますが、残念で小物感があふれる主人公を書かせたら最高の先生なんだなぁと実感。

最後のエクスプロージョンは笑いました!

10月10日の更新も楽しみにしています。

2話試読ネタバレレビュー

tino-review.hatenablog.com