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ヒーロー文庫「ナイツ&マジック」!モノづくり系ファンタジー作品の魅力を紹介!

ヒーロー文庫「ナイツ&マジック」について魅力をご紹介します!

なろう系発で、2017年夏アニメとなりましたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?今回はネタバレなしで魅力を紹介させていただきます!!

ナイツ&マジックって?

ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)

著者:天酒之瓢

イラスト:黒銀

とある一人の日本人が事故でこの世を去った。彼の魂は、異世界において『エルネスティ・エチェバルリア』として転生する。しかも、前世である日本人としての記憶を受けついだまま。エルの趣味嗜好も前世に倣ったものだった。彼は前世に続いて極度の『メカオタク』であったのだ。そんな生まれ変わった世界で、実在する巨大人型兵器である幻晶騎士と出会ったエル。彼は狂喜乱舞しながら、その操縦者となるべく行動を開始する。この世界での幼なじみを巻き込みつつ、メカオタクとしての暴走は続いていく―。小説投稿サイト「小説家になろう」で大人気のロボットファンタジーがついに書籍化。メカオタクだった青年が、転生し、思う存分本物のロボットを操る。

 

多数の要素を詰め込む異色作


プログラミングを仕事とするロボットオタクの主人公は、魔法と幻晶騎士(シルエットナイト)と呼ばれるロボットが存在する異世界へと転生。転生前のロボット知識とプログラミング技術を活用して、異世界では考えられなかったような新型ロボットを次々と生み出していきます
要素として「異世界転生ファンタジー」「モノづくり系」「俺TUEEE」「ロボット」の4つの要素を詰め込んでいるものの、全てが巧く融合できている良作です。

 

ロボット作りが熱い!

 

本作に登場するロボット(幻晶騎士)は、ガンダムフルメタルパニック等のリアルロボット寄りな印象です。
主人公はロボットに関する知識を少しずつ学んでいき、試行錯誤しながら自身が望むロボットを作っていきます。ロボットを設計して作っていく過程も細かく描かれるため、読者は主人公の視点を通して、自身でロボットを作っているような読み方ができる作品です。モノづくり系作品特有の熱さがあり、完成したロボットへの愛着も生まれるため、ハマる方はとことん好きになる作品だと思います。

 

苦労して作ったロボットが無双する爽快感


前項で書かせていただいた通り、主人公は何度も失敗を重ねながら自身の望むロボットを作っていきます。それらを経て生まれたロボットが、敵を相手に無双するのは非常に爽快感を覚えます!手塩にかけたロボットが盗まれればストレスが溜まりますし、自身のロボットが負ければ悔しくなります。読めば読むほどロボットと登場人物たちに感情移入でき、気づけば目が離せなくなっています

以上、ナイツ&マジックの魅力をネタバレなしに書かせていただきました。最新刊のレビュー(ネタバレあり)も近々書かせていただく予定ですので、興味があればご覧ください。
今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。