MF文庫J「ようこそ実力至上主義の教室へ」シリーズの魅力をご紹介！
累計発行部数150万部を突破した本作について、魅力をレビュー！
ようこそ実力至上主義の教室へって？
著者：衣笠彰梧
イラスト：トモセシュンサク
最新設備があり、希望する就職、進学先にほぼ100%応える全国屈指の名門校・高度育成高等学校を舞台に繰り広げられる学園系ライトノベル。
毎月生徒に支給されるポイント（現金の代わり）はクラス単位で決まっており、様々な試験の結果に応じて変動します。結果を残せない者たちは自然と淘汰されていく、実力至上主義な学園での物語です。
作品公式サイト
本作の魅力について
本作はクラス単位または個人単位での頭脳戦（一部肉弾戦もあり）が主に描かれています。卒業時にAクラス（クラス分けはA～Dの4クラスで、最終的に希望する進学・就職に100%応えてもらえるのはAクラスのみ）になることを目指し、各クラスの生徒たちが高校生とは思えない本気の駆け引きを演じます。
そんな陰謀計略溢れる作品ですので、ファンの間でも「〇〇がスパイじゃないか！？」とか「あいつが実力を隠していそう」など、様々な予想が飛び交っており、日々熱い議論が続いています。そんな「様々な予想・考察ができて、ファン同士議論できる作品」というのは意外と少なく、本作の最大の魅力なのではないかと思っています。
アニメでなく原作から読みましょう！
本作についてはアニメではなく原作を読んでいただいた方が、より面白さを感じることができると思います。
アニメの炎上も最近のことですので、覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実際円盤売上も酷そうな状況ですが、一応こちらにも経緯などをまとめます。今回のアニメ化では複数改変が見られましたが、特に炎上したのは「軽井沢恵の消失」事件だと思います。
・本来アニメの内容が3巻へ進むはずのタイミングで、唐突に4.5巻のエピソードを挿入。
・4巻でヒロイン化する軽井沢さんと主人公が中心の人気エピソードでしたが、アニメではタイミング的にまだ軽井沢さんがヒロイン化していないため、堀北さんという他のヒロインが代役に。
軽井沢さんは原作でも人気が高いヒロインだったため、軽井沢さんファンが怒って炎上したという経緯。海外の方たちから批判も多く目にしました。それまでも改変に対して批評が少なからず出ていたため、ここで一気に爆発したという印象です。
その他にも、アニメ視聴だけでは違和感を感じてしまう場面も多いようなので、原作ライトノベルを先に読んでいただければと思います。
※以下原作6巻までのネタバレがあります。ご注意ください。
最新刊について
最新刊である7巻はCクラスの龍園さんとの決着巻になりそうです。
話の流れ的には、龍園さんに目を付けられた軽井沢さんがピンチになったところを、Dクラスの黒幕であることを隠しつつ綾小路くんが助け出す流れになるかと思います。以下、主な見どころをまとめます。
・綾小路くんがDクラスの黒幕であることを隠しきれるのか？
・Dクラスを裏切っている櫛田ちゃんがどうなるのか？
・龍園さんは退学になるのか、退学はせずに失脚するだけなのか？
・Aクラスの坂柳さん、Bクラスの一之瀬さんがどう絡んでくるのか？
また、Dクラスの堀北さんが綾小路くんとどのように協力するのかも気になります。また、6巻終盤で綾小路くんが龍園さんとの肉弾戦も示唆していましたので、今までにない展開も期待できそうです！見どころ沢山ですね！
表紙の組み合わせは龍園さん＋椎名ひより！！
新刊発売まであと１カ月！楽しみです！！
