富士見ファンタジア文庫「冴えない彼女の育てかた」シリーズの魅力をご紹介!!
富士見ファンタジア文庫の代表作「冴えない彼女の育てかた」!
「冴えない彼女の育てかた」って?
著者:丸戸史明
イラスト:深崎暮人
丸戸史明先生が原作、深崎暮人先生がイラストを担当されているラブコメ作品。主人公の安芸くんが、桜が舞い散る坂で出会った少女をメインヒロインとして、最高のギャルゲーを作ることを決意したことで始まる物語。
ああ!約束する!お前を胸がキュンキュンするようなメインヒロインにしてやる!!
メインヒロインの加藤さんは、富士見ファンタジア文庫のヒロイン水着コンテストでも2位にダブルスコア(中間発表時点)以上をつけて1位を独走中。アニメ2期も大好評で終わり、来月10月には最終巻となる13巻が発売予定の大注目作品です!!
作品の魅力をご紹介
「冴えない彼女の育てかた」のメインヒロインである加藤さんは、昨今の萌え業界に対するアンチテーゼ的な存在だと言われています。テンプレ通りのキャラ立ちした萌えキャラが業界に溢れる中、本作のメインヒロインである彼女は「キャラが死んでいる」のが特徴なのです。
強いキャラ特性は持たなくても、細かく情景や感情を描写することで、「ただ一緒にいるだけの時間」さえも魅力的に感じてしまうようなヒロインを生み出そうとしているのが、「冴えない彼女の育てかた」という作品です。実際に本作のメインヒロインである加藤さんは、多くのファンを獲得し、最高のメインヒロイン像の1つを確立しています。
本作は、そんな最高のメインヒロインが生まれるまでの過程を、主人公たちと共にじっくりと体感することができる作品です!
作品の傾向
本作の著者である丸戸先生は、ギャルゲーのシナリオを主に担当されており、ライトノベルは本作がデビューとなっています。その為、セリフ中心の文体になりやすく、誰が話しているのかが稀に分からなくなることが、レビューなどでよく指摘されています。
ただ、私はそれを欠点とは思いませんでした。この作品は何度も何度も読み返すことで、セリフが誰のものかハッキリ分かるようになっており、より深く物語を知ることができます。また、各シーンの登場人物たちの言葉と心理を考察すればするほど、新しい発見や面白みを感じられる小説です。
amazonカスタマーレビュー
メディアミックス展開について
本作も様々なメディアミックス展開が行われていますが、特にアニメの完成度が高い作品です。丸戸先生が直接関わられているため、本編で語りきれなかった部分を補足したり、より良い演出に変更されたりしています。考察サイトなどで語られていますが、原作中では謎のままだった事に、アニメを通じて回答を暗に発信するなど面白い試みもいくつかありました。
特に2期の8話は多くの人が影響を受けて、多数の感想記事が発表されています。主人公とメインヒロインしか登場しない回ですが、かなり力の入った内容になっています。まだご覧になっていない方は、是非見てみて下さい!
アニメ2期8話レビュー記事(他サイト)
anibako.blog.jp
今回は名作「冴えない彼女の育てかた」について紹介させていただきました!10月の新刊が待ちきれません!!
メインヒロインの加藤さんはあまり誕生日に良いイベントが起こっていないキャラクターですが…、何にせよ、誕生日おめでとうございます!!