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MF文庫J新作「ワキヤくんの主役理論」!フラゲ記念特集!(発売まであと3日)

カクヨムでも大人気の「ワキヤくんの主役理論」!!

フラゲ記念に、特集第二弾!ネタバレなしで、作品の魅力について紹介します!

ワキヤくんの主役理論って?

ワキヤくんの主役理論 (MF文庫J)

著者:涼暮皐

イラスト:すし*

定価:本体580円(税別)

ISBN978-4-04-069347-7

MF文庫J編集部ブログ

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微妙なラブコメの特徴とは?

突然ですが、以下に個人的に好みでないラブコメの特徴を整理します。

 ①主人公が「普通」の男の子

:普通で無個性なのに何故かモテモテ。意味が分かりません。超オタクとか、超偏屈とか変わり者な主人公の方が面白く感じます。

②主人公が「鈍感」すぎる

:普通の人なら気付くレベルの好意に、何故か気付けない主人公。段々と共感できなくなるので避けたいところ。

③勝手にモテモテイベントが起こる

:主人公が自分から行動していないにも関わらず、モテモテイベントが次々起こる、ご都合主義な展開。

④無駄に多いちょろイン

:主人公が些細なことをしただけで惚れていくちょろインたち。惹かれ合っていく過程が良いのに、質より量で押されると厳しいです。

⑤過剰なラッキースケベ

:あまりにも多いと、物語の本筋が見えなくなる。ただ、適度な量は良いと思います。

「ワキヤくんの主役理論」をオススメする訳

先の項目で、「ワキヤくんの主役理論」をチェックすると、こんな感じになります。

①主人公が「普通の男の子」⇒面倒くさい男

「世界をひとつの物語だとするのなら、俺はその主役として生きたい」。独自の主役理論を掲げ、我が道を進む主人公の我喜屋くん。面倒くさい。

②主人公が「鈍感」すぎる⇒普通の人並みな感性

:無自覚に口説き文句を言ってしまう癖はあるみたいですが、鈍感ではありません。あくまで無自覚に口説くだけです。

③勝手にモテモテイベントが起こる⇒自分で積極的に行動

:我喜屋くんはイベント待ちをしません。イベントを起こすため、日々地道な根回しをしています。主人公になる為、日々たゆまぬ努力を続けています。

④無駄に多いちょろイン⇒ちょろインどころか、ライバル

:簡単にデレるちょろインはいない(最初から好意ありは除く)です。むしろ、脇役哲学を提唱するライバルキャラがヒロインです。

⑤過剰なラッキースケベほどほどだと思います

:適度にイベントが入っています。

つまり「嫌いなラブコメの特徴(管理人式)」全項目において、この「ワキヤくんの主役理論」は当てはまらない良作です。

最後に一言

ブコメというジャンルは数多く作品が出ていますが、意外と中々良作に出会えない分野でもあると感じています。そんな中で、本作「ワキヤくん主役理論」は、登場人物たちが、それぞれ惹かれ合う過程の描写等を丁寧に書かれている良作だと思います。

間違いなくニヤニヤ読んでいただける作品だと思いますので、是非興味がある方は手に取ってみてください。

発売カウントダウン記事

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